DNAとは?

生まれてから一生変わる事のない、親から子へと受け継がれる身体の設計図のことで塩基、糖、リン酸で構成される「DNA(デオキシリボ核酸)」という文字で書かれています。
塩基にはA(アデニン)、G(グアニン)、T(チミン)、C(シトシン)と呼ばれる4つの種類があり、この4つの並び方で身体の作り方が決まっているのです。

人の身体は、およそ60兆個の細胞からできていますが、その一つ一つに、あなたの設計図が、30億文字もの文章で描かれています。
身体の設計図は、目や肌や髪の色などの形状的な情報だけでなく、近視や病気、肥満などの体質的な情報も描かれています。

DNAとは?

肥満・エイジングに関連する遺伝子

人の遺伝子(DNA)は、人種が違っても99.9%は同じ配列になっています。
例えば、髪の毛を作る設計図は、アジア人でも欧米人でも、ほとんど同じ。
髪の色を決めているのはごく一部の違いにすぎません。
今では、もっと細かく、個人によっても様々な違いがあることがわかっています。
これを「遺伝子の多型(たけい)」と呼びます。

そのなかでも、注目を集めているのが、数ある塩基の中でも、たったひとつの塩基が他の塩基に置き換わっている「SNP(スニップ)、一塩基多型(いちえんきたけい)」と呼ばれるもの。肥満や美容・エイジングに関係する遺伝子(DNA)が、このように変異していると、エネルギー代謝が悪くなる、活性酸素の防御力が悪くシミ・シワ・クスミができやすくなる、コラーゲンの分解が進みやすく肌がタルミやすくなるなど、肥満やエイジングを引き起こす要因になります。

肥満・エイジングに関連する遺伝子